
2026/3/5(木) 17:30開場 /18:00開演
京都劇場
約2時間30分(休憩20分)
作⋯ノエル・カワード
翻訳⋯徐賀世子
演出⋯小川ゆうな
キャスト
稲垣吾郎/倉科カナ 黒谷友香 桑原裕子 望月歩
金子岳憲 中谷優心 白河れい/浜田信也 広岡由里子
ストーリー
舞台は高級アパートメントの一室。実力とカリスマ性を備え、誰からも好かれるスター俳優ギャリー。だが彼は人気俳優ならではの孤独感と老いへの恐れを抱え、私生活でも演技をしてしまう。まもなく海外ツアーへ出発する彼の元を次から次へと個性的な面々が訪ねてきて、騒動を巻き起こし⋯。
(引用https://stage.parco.jp/program/presentlaughter/)
登場人物まとめ
ギャリー(稲垣吾郎): モテすぎるスター。孤独。
リズ(倉科カナ):ギャリーの元妻。劇作家。
ジョアンナ(黒谷友香): 妖艶な肉食系。実はギャリーを狙っている。
モニカ(桑原裕子): 信頼できる秘書。唯一の常識人(?)
ローランド(望月歩):脚本家志望。ちょっとクレイジーな青年。
ヘンリー(金子岳憲):プロデューサー。ジョアンナの夫。
フレッド(中谷優心):付き人兼使用人。
ダフネ(白河れい):ギャリーの大ファン。
モリス(浜田信也): 演出家兼マネージャー。実はジョアンナと不倫中。
ミス・エリクソン:(広岡由里子):家政婦。ヘビースモーカー。
あらすじ
スター俳優のギャリーはとにかくモテる。
言い寄られると断れず、自身のファンであるダフネと関係を持ってしまう。しかも見栄を張って年齢を10歳以上サバ読み。
脚本家志望の若い男性、ローランドが訪ねてくる。彼の戯曲を酷評したにも関わらずなぜかギャリー熱狂的なファンになり、何度も自宅に押しかけてくるように。
夜になると、ジョアンナが部屋の鍵を忘れてしまったので泊めてほしいと訪ねてくる。断ろうとするギャリーだったが、ヘンリーと結婚したのはギャリーに近づくためで、ずっとギャリーのことが好きだったと迫られ一夜を共にしてしまう。
今度はジョアンナと連絡がつかなくなり、心配のあまりいてもたってもいられなくなったモリスがやってくる。モリスからジョアンナと不倫関係にあることを打ち明けられるが、その時ゲストルームにはジョアンナが。リズの機転で何とか誤魔化すことに成功する。
しかしヘンリーとモリスにジョアンナと関係を持ったことががバレてしまい…
舞台セット
ギャリーの部屋が舞台のワンシチュエーション。
部屋の中央に回転する大きな円形のソファー。その他にバランスボール、女性が脱ぎ捨てたキャミソールやパンプスなどが散らばっている。
スターの大豪邸らしいカラフルな部屋。
舞台奥に2階の寝室に続く階段があり、上手にオフィス、下手にはゲストルーム。
オフィスとゲストルームは扉があるだけで、部屋の中までは見えない。
感想
周囲の人間はギャリーがきっかけで自身のキャリアをスタートさせており、彼の活躍のおかげで食わせてもらっている。
しかしギャリーは歳を重ねて容姿の衰えも気になり始めた様子。
容姿を売りにした役だけでなく新しい役にも挑戦したいが、彼らが持ってくるのはパブリックイメージにあったものばかり。路線変更して失敗したら食い扶持を失ってしまうという心配もあるのだろう。
恋愛絡みのドタバタコメディかと思っていたが、お金が絡んだ大人の事情もあるようで面白かった。
キャストごとの感想
●浜田信也(モリス)
登場した瞬間スタイル良すぎて思わずかっこいい…と心のなかで呟いてしまった。
イキウメではクールな役が多いが、がっつりコメディということでかなり振り切った演技で新鮮だった。
不倫関係にあるジョアンナと連絡がつかなくなりテディベアを抱えて大号泣したかと思えば、くねくねしながら甘えた声で電話。
ヘンリーに不倫がバレてすっとぼける顔も最高でした。
自分も不倫していることを隠して「偽善者!偽善者!」とギャリーを責めたてる。
●黒谷友香(ジョアンナ)
男性には魅力的に見えるが女性からは好かれない、これでもかというほど"女らしさ"全開な女性。
黒谷さんに肉食系のイメージがなく、登場した時誰だか分からなかった。とってもセクシーだが全然下品な感じはしない。
男性を誘惑するのはお手のものという雰囲気だが、ギャリーの部屋に泊まる口実が「自宅の鍵を忘れた」。これまでの女性たちと同じ手口なのが可愛い。
●桑原裕子(モニカ)
ギャリーと恋愛関係にならず、人間としてお互いに信頼し合っている。
動きもセリフもキレがあってツッコミ役としてテンポよく話を進めてくれていた。
ギャリーが一夜を共にした相手がジョアンナだと気づいて、手紙をぶちまけながら転ぶシーンではこの日一番の爆笑をかっさらっていた。






